「水滸伝・張順の水門破り」刺青デザイン&意味

水滸伝張順の水門破り、刺青和彫り

前回、ひかえ七分「般若と龍」墨額仕上げを完成させたKさん。

今回は背中に「水滸伝・張順の水門破り」抜き彫り墨仕上げです。

前回は「張順」と「水門獅子」の筋を輪郭の太ライン入れでした。

今回から墨ボカシです。水門の獅子の頭と木枠部分の薄墨ボカシでした。

 

 

水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中で水泳の達人で河童みたいに七日七晩水中にいることができたと言われている「張順」が水門を破ったことで、味方は勝利を納めることができます。

この図柄は、「張順」が西湖に潜って、敵が籠城する城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。

その勇姿を伝える絵柄として刺青・和彫りで大変人気があり背中一面に彫る人が多いです。