新規で左側、ひかえ七分「昇り鯉と牡丹」色墨額仕上げ希望です。
前回は「鯉のヒレ」の墨ボカシと「牡丹の葉」の色付けでした。
そして「牡丹」の花の色入れです。二つをブルーで一つをレッドで入れる事にしました。
今回は、全ての額墨ボカシの仕上げをして完成でした!
前回右側ひかえ十分「桜吹雪」色額仕上げを完成されました。(写真左)
今回は左側に同じ「桜吹雪」の色額仕上げを希望です。筋彫りからのスタートです。
基本的には右側と同じデザインですが多少の変化は取り入れます。(写真右)
左足に「刺青を入れた蛙」酒徳利を置いて煙草を吹かす蛙。
右足ふくらはぎには「福だるま」です。前回はどちらも筋入れでした。
4絵柄同時進行で、前回は右足の表側膝に「正面龍」の筋入れをました。
今回は「小槌と牡丹」の筋彫りです。(写真右)
「小槌」は商売人縁起物の人気絵柄の一つです。
それに「小判」を入れて、商売繁盛・・・
完成!!です。
足の甲に「アマガエル」です。今日は筋彫りをしました。
「菊の花ちらし」が完成しました。
お疲れ様でした。
腹のど真ん中に「座った布袋さま」墨仕上げ希望です。
本人のへそと「布袋さま」のへそとを上手く合わせたレイアウトにしました。
お腹はなかなか入れにくい場所の一つですが、ピクっとも動かないでいてくれましたので、たいへんやり易い筋入れでした。
筋入れがほとんど終わりました。
面白い作品になりそうです。
布袋さまは七福神の中で唯一実在の人物で、本来の名は釈契此(しゃくかいし)ですが、常に袋を背負っていたことから布袋という俗称がつけられました。
太鼓腹の姿で、大きな袋を常に背負っており、布袋が背負っているこの袋は堪忍袋ともいわれています。
布袋は超能力の持ち主で、雪の中に寝ても少しも濡れず、人の吉凶を占って百発百中だったと言われ、布袋和尚の人徳から、福運、大量のご利益があるといわれています。
また布袋は弥勒菩薩の化身として信仰されるようにもなりました。
何年も前に他店で入れて、仕上げまで出来なかった作品「岩の上の弁財天」(写真左)をリメイク&カバーアップしながら継続して仕上げることになりました。
最初のアーティストの意図も感覚も解かりませんので、仕上げの作業は全て任せて頂くことになりました。
今回は「弁財天」の上衣とリボンの色付けで、ここまで出来ました。(写真右)
弁財天とは弁舌・音楽・財福・知恵などをつかさどるインドの女神です。
その像は美しい顔をもち、琵琶(びわ)をひいています。
美音をもって衆生(しゅじょう)を喜ばせると言い、わが国では後世、吉祥天(きちじょうてん)と混同し、財宝を与える神として信仰されました。
七福神の一つです。
背中に大きく「魚藍観音・桜ちらし」抜き色仕上げです。
前回は、波のボカシと髪の墨ツブシをして墨部分は全て終了しました。
前回からは色入れに入りました。
今回は「観音様」の袴の赤色と上衣の緑を入れました。
魚藍観音は、三十三観音に数えられる観音菩薩の一つで、中国で生まれた観音の一つです。
魚を扱う美女で法華経を広めるために現れた観音とされています。
悪鬼・羅刹・毒竜の害を除く力をもつと言われています。
右胸に、以前他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げです。
今回は、「菊の花」の葉と花びらの色ボカシに入りました。
菊は日本では桜と共に国花として日本を象徴する花となっており、菊は花の中でも一番高貴な美しさをもつ花とされています。また、不老長寿をもたらす花ともいわれています。
刺青では高貴で邪気や魔を払うとして人気があります。
右腕に変則十分「桜吹雪」色額仕上げ希望です。
肩口から手首からまです。
前回は下半分の筋入れでした。
今回は肩口から五分までの筋入れでしたが時間が来て途中になってしまいました。
桜は日本を象徴する花の一つで、刺青・タトゥーでは大変人気があります。
桜の花は、開花してから一週間ほどで散ってしまう事から、
諸行無常(人生の儚さ)を象徴するとも言われています。
他、桜の象徴する意味は、愛・美・良識です。
総身彫りで、前面胸は「阿弥陀如来坐像」後面背中には「龍虎の戦い」をメイン絵柄のYさん。
今回も、背面「龍虎の戦い」岩部分の墨額ボカシでした。
龍虎の戦いは強大な力量を持つ者同士が激しく戦う事。
刺青においては最も勇ましい絵柄ではないでしょうか。
勇猛果敢な人生を送ると言う意味もあるようです。
ひかえ七分「般若と龍」墨額仕上げを完成させたKさん。
今回は背中に「水滸伝・張順の水門破り」抜き彫り墨仕上げです。
今回は「張順」の二重彫り(主人公の体にも刺青がある)の墨ボカシでした。
水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中で水泳の達人で河童みたいに七日七晩水中にいることができたと言われている「張順」が水門を破ったことで、味方は勝利を納めることができます。
この図柄は、「張順」が西湖に潜って、敵が籠城する城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。
その勇姿を伝える絵柄として刺青・和彫りで大変人気があり背中一面に彫る人が多いです。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は、「牡丹」の花の色付けでした。
牡丹の花は、とても見事な大輪を咲かせる事から「百花の王」「花中の王」などと呼ばれ、花の王様とされタトゥー、刺青でも人気があります。
「牡丹」が象徴する意味は、王者の風格・高貴・富・幸運です。
前回、背中右肩甲骨上に「短刀をくわえた般若」紅葉ちらし抜き色仕上げを完成させたTさん。
やはり「般若」だけでは淋しいということで「大蛇」を巻きつけてボリュームアップすることになりました。。
今回も山崖部分と雲のの墨ボカシでした。
今回は、お尻から腿にかけてSさんの大好きな「菊ちらし」です。
「大輪の菊」から「小菊」までをお尻から腿の前までチラシます。
もちろん綺麗な色仕上げです。
今回も小菊の筋入れでした。
菊は日本では桜と共に国花として日本を象徴する花となっており、菊は花の中でも一番高貴な美しさをもつ花とされています。また、不老長寿をもたらす花ともいわれています。
刺青では高貴で邪気や魔を払うとして人気があります。
右胸に、以前他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回も、「菊の花」の葉の色ボカシに入りました。
菊は、日本では桜と共に国花として日本を象徴する花となっており、菊は花の中でも一番高貴な美しさをもつ花とされています。また、不老長寿をもたらす花ともいわれています。
刺青では高貴で邪気や魔を払うとして人気があります。
今回は、右腕に「四神」変則十分色額仕上げです。
前回から墨額ボカシに入っています。今回は「白虎」のあたりの額ボカシでした。
白虎は四神の一つで、西方を守護する伝説上の神獣です。
細長い体をした白い虎!
500年を生きて霊力を得た誉れ高き獣の王とされています。
白虎が司るのは色は白、季節は秋、五行では金、臓器は肺、大きな道です。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は、「牡丹」の葉の色付けでした。
鳳凰は吉兆・平安をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
鳳凰が現れるのは世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時のみ姿を現すと言った説もあります。
また鳳凰が空を飛ぶと雷や嵐も収まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥達もその後をついて飛ぶと言われています。
鳳凰が象徴する意味は、優美・平和・不老長寿です。
Tさん。右側、ひかえ七分「天狗と丹頂鶴桜ちらし」一部色墨額仕上げ希望です。
「鶴」のラインが終わり、今回から額のライン入れです。
次回には額のラインも全て終わります。
天狗は、神とも妖怪ともされ鼻が長く、山伏のような装束の姿に一本の歯の高下駄をはき、背中に翼があり手に持った葉団扇で風を操り空を自在に飛ぶとも言われています。
また天狗は飯縄権現(いづなごんげん)と言う神を護るものとされ、除災開運、招福万来などの力を持つ神として崇められている地域もあります。
前回、左側ひかえ五分「竹藪に虎」墨額仕上げを完成させたAさん。
今回は、右側にひかえ五分「龍」墨額仕上げを完成させて対の絵柄「龍虎の戦い」が出来上がります。
今日は「龍」の腹と桜炎の薄墨ボカシと仕上げをして完成です!
長い時間お疲れさまでした。
龍虎の戦いは強大な力量を持つ者同士が激しく戦う事。
刺青においては最も勇ましい絵柄ではないでしょうか。
勇猛果敢な人生を送ると言う意味もあるようです。
他店で入れた、左腕から胸にかけての「鳳凰」抜き彫りを、当スタジオにてひかえ七分額仕上げにボリュームアップ希望のAさんです。
前回は、見切り部分を決めて、その裏側部分の額ボカシをしました。
今回は、肘あたりの額墨ボカシでした。
前回、ひかえ七分「般若と龍」墨額仕上げを完成させたKさん。
今回は背中に「水滸伝・張順の水門破り」抜き彫り墨仕上げです。
前回から墨ボカシで、水門の獅子の頭と木枠部分の薄墨ボカシでした。
今回は墨ボカシと髪の墨ツブシでした。
水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中で水泳の達人で河童みたいに七日七晩水中にいることができたと言われている「張順」が水門を破ったことで、味方は勝利を納めることができます。
この図柄は、「張順」が西湖に潜って、敵が籠城する城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。
その勇姿を伝える絵柄として刺青・和彫りで大変人気があり背中一面に彫る人が多いです。
前回右側、肩口から肘にかけて抜き彫りの「一匹炎龍」を完成させたHさん。
今回これを「夫婦の龍と牡丹ちらし」で、胸に「龍」をもう一頭加えこれをひかえ七分色額仕上げにボリュームアップです。
今回は、ブルーの「牡丹」の色ボカシをしました。
牡丹の花は、とても見事な大輪を咲かせる事から「百花の王」「花中の王」などと呼ばれ、
花の王様とされタトゥー、刺青でも人気があります。
「牡丹」が象徴する意味は、王者の風格・高貴・富・幸運です。
背中に、「鳳凰と麒麟」甲羅額墨仕上げのNさん。
最初は「鳳凰」の抜き彫りだけでしたが、今回、「麒麟」を加えて亀さんの額墨仕上げにボリュームアップ作品です。
主人公が「鳳凰と麒麟」なので、神仏系の額仕上げにデザインしました。
今回も背中右サイド部分の額ボカシでした。
和彫りの人気絵柄のひとつ。右脇腹に「風神」を入れる。
反対には「雷神」を入れる予定 です。
これで一対の絵柄になります。
今回はライン入れでした。
風神は風を司ります。
神道の神様の中で一番古い神様の一尊とされています。
風神は白雲を呼び風をおこします。
家の中に邪気などが入り込まないように人の為に尽くす約束で千手観音様を守る神になりました。守護する意味や恵みを与えると言う事で人気があります。
前回、左側ひかえ五分「竹藪に虎」墨額仕上げを完成させたAさん。
今回は、右側にひかえ五分「龍」墨額仕上げを完成させて対の絵柄「龍虎の戦い」が出来上がります。
今回は、前回に続いての「龍」のウロコボカシの残りと「玉の梵字キリーク」「炎」のボカシでした。
龍の神通力の源は、手に持っていたり、あるいは首の下に隠されている「如意宝珠」と言う宝の玉によるものです。
この玉の霊力によって、天まで昇ったり地の底まで一瞬に潜ったり、あるいは身体の大きさや形を思いのまま変えることができます。
如意宝珠は、宝ものを出す。病気を治す。毒蛇を消す。にごり水を浄化する。災いを防ぐ。など、あらゆる願いを叶えると言われる不思議な玉です。
総身彫りで、前面胸は「阿弥陀如来坐像」後面背中には「龍虎の戦い」をメイン絵柄のYさん。
今回も、正面「阿弥陀如来像」えぐり部分の墨額ボカシでした。
正面の額デザインは、「神仏」に合う感じのものでイメージを出しています。
阿弥陀如来は西の極楽浄土から我々を見守る役目をになっています。
阿弥陀のサンスクリット語からの由来には「無限の命」「無限の光」という意味があります。
全ての命を限りない光で照らし、限りない命で救い続けるとされています。
極楽往生をかなえる西方極楽浄土の教主。無量の大慈悲をもって人々を苦難と不安から解き永遠の安らぎをもたらします。
また、「南無阿弥陀仏」は生前、どんな悪行をした人もこの念仏を唱えれば極楽浄土に導くとされるのが、阿弥陀如来です。
背中にドーンと大きくお尻の上まで掛けての「一匹龍」抜き墨仕上げのVさん。
これだけ背中いっぱいの大きな「龍」はダイナミックな出来上がりが期待できますネ!楽しみです。
今回は上半身部分のウロコボカシでした。これでウロコボカシも終わりました。
龍のウロコは81枚あると言われてます。
そのうち喉元にある1枚だけが逆さに生えていて、これを「逆鱗」(げきりん)と言い、それに触られると激高し、触った者を殺してしまうと言われています。
このことから、激怒を呼ぶような行為を指して「逆鱗に触れる」と表現されています。
背中に大きく「普賢菩薩」象に乗る坐像です。
背中の絵柄は出来る限り大きな構図が良いと思います。
迫力があり立派な菩薩像になりますネ!
今回もライン入れでした。
普賢菩薩は仏の理性を表し、特に慈悲を司る神様。慈悲の力と、何者にも打ち勝つ強い菩薩心で人々を救うと言われています。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は、墨部分のボカシが全て終わりました。
次回からは色付けです。
鳳凰は吉兆・平安をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
鳳凰が現れるのは世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時のみ姿を現すと言った説もあります。
また鳳凰が空を飛ぶと雷や嵐も収まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥達もその後をついて飛ぶと言われています。
鳳凰が象徴する意味は、優美・平和・不老長寿です。
右側の胸に、昔他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回は、鎖骨から肩部分の額墨ボカシと墨ボカシの残ってる部分を仕上げ、「菊の花」の葉の色ボカシに入りました。
菊は日本では桜と共に国花として日本を象徴する花となっており、花の中でも一番高貴な美しさをもつ花とされています。また、不老長寿をもたらす花ともいわれています。
刺青では高貴で邪気や魔を払うとして人気があります。
Tさん。右側、ひかえ七分「天狗と丹頂鶴桜ちらし」一部色墨額仕上げ希望です。
前回は胸部分の「天狗」のライン入れからスタートしました。
今回は腕に「丹頂鶴」と桜のライン入れです。
次回からは額のライン入れに入ります。
鶴は日本を象徴する鳥とも言われ、縁起の良いモチーフとして様々に用いられています。
「鶴は千年、亀は万年」と言う言葉は長寿を意味します。
鶴の純白の体は清楚なイメージで、大きく羽を広げて飛ぶ姿は気品を感じさせます。
鶴の象徴する意味は、幸福・潔白・慶事・長寿です。
Sさん。左下腰部分に「鯉」・背中右側肩甲骨上に「糸菊」を入れ、その「菊」を掴む形で「龍」が左腕の五分あたりまで尻尾を伸ばしてる構図です。
所謂、「鯉が滝を登って龍に・・・登竜門」を少しアレンジしたイメージでしょうか。
今回は、「龍」「糸菊」の全ての色付け仕上げが終ってついに完成でした。
次回は右腰あたりに「菊」をプラスする予定です。
とりあえずはお疲れさまでした。
鯉の滝のぼりは「登龍門」という言い伝えから困難に打ち勝つ力も象徴しています。
「鯉の滝のぼり」は出世の意味もあり大変人気があります。
また、苦難を乗り越える決意を想いに込めることもあります。
他店で入れた、左腕から胸にかけての「鳳凰」抜き彫りを、当スタジオにてひかえ七分額仕上げにボリュームアップ希望のAさんです。
今回も、見切り七分部分の額ボカシをしました。
反対側(右腕)は「お面ちらし」を七分で希望のAさん。
七分の額付けはやはり時間がかかります。
タイで入れたという、背中に「昇り鯉」額仕上げの中途作品(写真左)を当スタジオでリメイクカバーアップと継続仕上げを希望です。タイの彫師が入れた作品なのでやはりどこかおかしな部分も多々ありますネ!
今回も「昇り鯉」をリメイクに掛かります。
「鯉」の右腹のラインがかなり歪んでるので、次回これをリメイクしますのでその技術は今回の宿題です。(写真右)
他店で入れた、左腕に「登竜門・昇り鯉」控え七分抜きの筋彫り(写真左)をリメイク&カバーアップ希望のTさん。
袖見切りを十分まで伸ばしてボリュームアップしたいとのこと。
今回は、リメイクしながら「額・桜・波」のライン入れをしました。ここまで出来ました。(写真右)
次回からは残りのライン入れをして墨額ボカシに入れそうです!
他店で入れた、左腕に「登竜門・昇り鯉」控え七分抜きの筋彫り(写真左)をリメイク&カバーアップ希望のTさん。
刺青直し(リメイク・カバーアップ)は皆さんが考えているよりかなり難しく、高度な技術とかなりのデザイン性とセンスが必要です。
絶対に直らなくなってからでは遅いので、特にスタジオ選びは慎重に・・・
当スタジオは、完璧な作品、満足のいく作品に仕上げていく事をモットーにしています。
前回右側、肩口から肘にかけて抜き彫りの「一匹炎龍」を完成させたHさん。
「夫婦の龍と牡丹」として胸に「龍」をもう一頭加え、これをひかえ七分色額仕上げにボリュームアップします。
今回は、胸ひかえ部分の額ボカシをしました。
右側の胸に、昔他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回は、鎖骨から肩部分の額墨ボカシでした。
次回で額ボカシがほとんど完了です。色付けに入れるかな!
墨の濃淡でグラデーションを付けて影や淡い色合いを出していく技法。
ボカシがなければ、図柄の連続性も繋がりも成り立たちません。ボカシによって全てが一体化します。
ボカシは綺麗にムラなく入れなければならなく、究極に高められたボカシの技術は
日本刺青・和彫りの特徴の一つでもあります。
ボカシ(濃淡の出し方)は彫師の腕の見せ所であり、作品の良し悪しも決まってきます。
写真では細かい所が判りにくいと思いますが、当スタジオはボカシの技術にはかなり定評があります。
背中に、「鳳凰と麒麟」甲羅額墨仕上げのNさん。
最初は「鳳凰」の抜き彫りだけでしたが、今回、「麒麟」を加えて亀さんの額墨仕上げにボリュームアップ作品です。
主人公が「鳳凰と麒麟」なので、神仏系の額仕上げにデザインしました。
今回は背中右サイド部分の額ボカシでした。
額とは、抜き彫りの周囲に、墨の濃淡やボカシで「波・岩・雲・炎」などを入れ、主題となっている「人物・動物・花・仏像」などを引き立たせたり絵柄と絵柄をつないだり、また全体に統一感を出し、絵柄を引き立たせて仕上げる彫り方です。
伝統的な刺青には色々な手法があり、その図柄に合った方法で全体的な統一感を出しています。
額は、その刺青のストーリーが読み取りやすくデザインされます。
※ワンポイントタトゥーもかわいいくて素敵ですが、額のあるタトゥー(刺青)も物語があり奥が深くて良いですね!
Sさん。背中右側肩甲骨上に「糸菊」を入れ、その「菊」を掴む形で「龍」が左腕の五分あたりまで尻尾を伸ばしてる構図です。
前回は、「龍」の腹と炎などの色付けが全て終って「龍」がとりあえず完成しました。
今回は「糸菊」の色つけになります。赤紫と黄色のボカシで仕上げます。
だんだん完成が近くなりましたネ!
仕上がりが楽しみです。
菊は日本では桜と共に国花として日本を象徴する花となっており、菊は花の中でも一番高貴な美しさをもつ花とされています。また、不老長寿をもたらす花ともいわれています。
刺青では高貴で邪気や魔を払うとして人気があります。
他店で入れた、左腕から胸にかけての「鳳凰」抜き彫りを、当スタジオにてひかえ七分額仕上げにボリュームアップ希望のAさんです。
前回は、見切り七分部分の額ボカシをしました。
今回は、その上部の額ボカシでした。
アフターケアもよく仕上がりが良いです!
背中に大きく「普賢菩薩」坐像です。
背中の絵柄は出来る限り大きな構図が良いと思います。
迫力があり立派な菩薩像になりますネ!
今回はライン入れでした。
普賢菩薩は仏の理性を表し、特に慈悲を司る神様。
慈悲の力と、何者にも打ち勝つ強い菩薩心で人々を救うと言われています。
右側に「虎と桜ちらし」ひかえ五分墨額仕上げ希望です。
前々回に、ライン入れが全て終わりました。
今回も墨額ぼかしでした。
虎は伝統的な和彫りから洋彫りまで様々なスタイルで用いられるデザインです。巨大な勇ましい姿を「強さ」の象徴として好まれ、龍と並び人気の図柄です。
虎の象徴する意味は、力・勇気・情熱・決断力
今回は、右腕に「四神」変則十分色額仕上げです。
前回から墨額ボカシに入っています。今日も額ボカシが続きます。
四神とは、東西南北を守ってくれる神獣のことで、青龍(せいりゅう)・白虎(びゃっこ)・朱雀(すざく)・玄武(げんぶ)です。
玄武は北方を守護し、色は黒、季節は冬、五行では水、臓器は腎臓、
青龍は東方を守護し、色は青、季節は春、五行では木、臓器は肝臓、
朱雀は南方を守護し、色は赤、季節は夏、五行では火、臓器は心臓、
白虎は西方を守護し、色は白、季節は秋、五行では金、臓器は肺、
を司ります。
Tさん。右側、ひかえ七分「天狗と丹頂鶴桜ちらし」一部色墨額仕上げ希望です。
今回はまず胸の「天狗」のライン入れからスタートです。
Tさん新規で初めての和彫りでしたが、ピクリとも動かずで作業がスムースに進みました。
時間はかかりますが頑張りましょう。
天狗は、神とも妖怪ともされ鼻が長く、山伏のような装束の姿に一本の歯の高下駄をはき、背中に翼があり手に持った葉団扇で風を操り空を自在に飛ぶとも言われています。
また天狗は飯縄権現(いづなごんげん)と言う神を護るものとされ、除災開運、招福万来などの力を持つ神として崇められている地域もあります。
総身彫りで、前面胸は「阿弥陀如来坐像」後面背中には「龍虎の戦い」をメイン絵柄のYさん。
メインにはお腹に「阿弥陀如来さま」背中に「龍虎の戦い」です。
今回も、正面「阿弥陀如来像」左側部分の墨額ボカシでした。
阿弥陀如来は西の極楽浄土から我々を見守る役目をになっています。
阿弥陀のサンスクリット語からの由来には「無限の命」「無限の光」という意味があります。
全ての命を限りない光で照らし、限りない命で救い続けるとされています。
極楽往生をかなえる西方極楽浄土の教主。無量の大慈悲をもって人々を苦難と不安から解き永遠の安らぎをもたらします。
また、「南無阿弥陀仏」は生前、どんな悪行をした人もこの念仏を唱えれば極楽浄土に導くとされるのが、阿弥陀如来です。
背中右側肩甲骨上に「糸菊」を入れ、その「菊」を掴む形で「龍」が左腕の五分あたりまで尻尾を伸ばしてる構図です。
今回は、「龍」の腹と炎などの色付けが全て終って「龍」がとりあえず完成しました。
次回は「糸菊」の色つけになります。
龍の特徴として、角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、眼は鬼、耳は牛、胴体は蛇、ウロコは鯉、お腹は蜃(蜃気楼を作り出すとされている伝説の生き物)、爪は鷹、手のひらは虎を持つとされています。
四霊の一つである龍は変幻の象徴とされています。
また、干支の中で唯一この世に存在しない伝説上の生き物で、干支における龍は、信用と正義感の象徴であり、中国では権力の象徴として言い伝えられています。
前回、背中右肩甲骨上に「短刀をくわえた般若」紅葉ちらし抜き色仕上げを完成させたTさん。
今回は、やはり「般若」だけでは淋しいということで「大蛇」を巻きつけてボリュームアップすることになりました。
前回は「雲」のラインと「大蛇」を右腕五分まで伸ばすライン入れをしました。
今回から「大蛇」の身体を薄墨ボカシです。
前回、左側ひかえ五分「竹藪に虎」墨額仕上げを完成させたAさん。
今回は、右側にひかえ五分「龍」墨額仕上げを完成させて対の絵柄「龍虎の戦い」が出来上がります。
今回は、前回に続いての「龍」のウロコボカシでした。
龍のウロコは81枚あると言われてます。
そのうち喉元にある1枚だけが逆さに生えていて、これを「逆鱗」(げきりん)と言い、それに触られると激高し、触った者を殺してしまうと言われています。
このことから、激怒を呼ぶような行為を指して「逆鱗に触れる」と表現されています。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は、胸鎖骨部分から肩の墨額ボカシでした。
鳳凰は吉兆・平安をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
鳳凰が現れるのは世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時のみ姿を現すと言った説もあります。
また鳳凰が空を飛ぶと雷や嵐も収まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥達もその後をついて飛ぶと言われています。
鳳凰が象徴する意味は、優美・平和・不死です。
右側、ひかえ九分丈「昇り龍・桜ちらし」〆に梵字の額墨仕上げMさん。
袖の方には不老長寿「翁」が入って、メインにはやはり一番人気の「龍」です。
今回も、脇部分と胸部分の墨額ボカシでした。
ボカシは綺麗にムラなく入れなければならなく、究極に高められたボカシの技術は
日本刺青・和彫りの特徴の一つでもあります。 日本伝統和彫りではボカシ(濃淡の出し方)は彫師の腕の見せ所であり、作品の良し悪しも決まってきます。
写真では細かい所が判りにくいと思いますが、当スタジオはボカシの技術にはかなり定評があります。
右腕に「仏画」を入れ、それに「蓮の花・雲」などをあしらい七分の額をつけます。
今回は額墨ボカシ開始です。
蓮の花は泥水が濃ければ濃いほど大輪を咲かせます。
泥水は人生に置き換えると、辛い事、悲しい事、大変な事です。
苦境や困難を乗り越えてこそ大きな成長があると言う意味です。
泥中の様な環境の中、綺麗な花を咲かせる清く正しい、汚れなさの象徴でもあります。
「蓮に乗る曼荼羅まんだら」梵字墨ボカシ抜き仕上げです。
前回ライン入れが終わって、今回は「蓮」の薄墨ボカシと「梵字」を少しつぶしました。
次回完成ですね・・・
背中に大きく「花魁」抜き色仕上げのMさん。
今回は最終回になりました。桜の季節に最後に桜をいっぱいちらしてついに完成しました!!
ほんとうにお疲れさまでした。
花魁は吉原遊女の中で位の高い(上位二つ)を指すと言われています。
美貌・教養・芸事等にも優れ、花魁の中でも太夫と呼ばれる高級遊女は、
吉原の中でも数名しかいなかったようです。
美しく着飾り馴染みの客を迎えに遊郭の中を練り歩く姿を「花魁道中」と言います。
前回、ひかえ七分「般若と龍」墨額仕上げを完成させたKさん。
今回は背中に「水滸伝・張順の水門破り」抜き彫り墨仕上げです。
前回は「張順」と「水門獅子」の筋を輪郭の太ライン入れでした。
今回から墨ボカシです。水門の獅子の頭と木枠部分の薄墨ボカシでした。
水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中で水泳の達人で河童みたいに七日七晩水中にいることができたと言われている「張順」が水門を破ったことで、味方は勝利を納めることができます。
この図柄は、「張順」が西湖に潜って、敵が籠城する城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。
その勇姿を伝える絵柄として刺青・和彫りで大変人気があり背中一面に彫る人が多いです。
前回、脇腹に「丹頂鶴と和文」 を入れたKさん。
今回は、右腕に控え七分「虎」墨額仕上げを希望です。
今回は「虎」のライン入れでした。
虎は伝統的な和彫りから洋彫りまで様々なスタイルで用いられるデザインです。巨大な勇ましい姿を「強さ」の象徴として好まれ、龍と並び人気の図柄です。
虎の象徴する意味は、力・勇気・情熱・決断力
右側の胸に、昔他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回は、脇部分の波額墨ボカシでした。
鶴は日本を象徴する鳥とも言われ、縁起の良いモチーフとして様々に用いられています。
亀は、中国の書物では千年で毛が生え、五千年で「神亀」一万年で「霊亀」と言われています。書物によっては千年で「霊亀」と言われたりもしますが、いずれにしても長寿の象徴とされ、神聖な存在であります。
「鶴は千年、亀は万年」と言う言葉は長寿でおめでたい事を意味します。
前回右側、肩口から肘にかけて抜き彫りの「一匹炎龍」を完成させたHさん。
「夫婦の龍と牡丹」として胸に「龍」をもう一頭加え、これをひかえ七分色額仕上げにボリュームアップします。
今回は、脇から肩部分の雲と額ボカシをしました。
墨の濃淡でグラデーションを付けて影や淡い色合いを出していく技法。
ボカシがなければ、図柄の連続性も繋がりも成り立たちません。ボカシによって全てが一体化します。
ボカシは綺麗にムラなく入れなければならなく、究極に高められたボカシの技術は
日本刺青・和彫りの特徴の一つでもあります。
ボカシ(濃淡の出し方)は彫師の腕の見せ所であり、作品の良し悪しも決まってきます。
背中右側肩甲骨上に「糸菊」を入れ、その「菊」を掴む形で「龍」が左腕の五分あたりまで尻尾を伸ばしてる構図です。
前回は、ウロコと頭の墨ボカシ部分が全て終わりました。
今回から「龍」の腹と炎などの色付け開始でした。
龍の特徴として、角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、眼は鬼、耳は牛、胴体は蛇、ウロコは鯉、お腹は蜃(蜃気楼を作り出すとされている伝説の生き物)、爪は鷹、手のひらは虎を持つとされています。四霊の一つである龍は変幻の象徴とされています。また、干支の中で唯一この世に存在しない伝説上の生き物で、干支における龍は、信用と正義感の象徴であり、中国では権力の象徴として言い伝えられています。
他店で入れた「藪に虎」ひかえ五分額仕上げ予定作品を、リメイク&ボリュームアップ希望のKさんです。
意味不明のラインが多くあり(写真左)、リメイクも時間が掛かり大変ですが 頑張って良い作品に仕上げたいと思います。
今回は、「虎」の乗る部分ほかの額ボカシでした。(写真右)
虎は伝統的な和彫りから洋彫りまで様々なスタイルで用いられるデザインです。巨大な勇ましい姿を「強さ」の象徴として好まれ、龍と並び人気の図柄です。
虎の象徴する意味は、力・勇気・情熱・決断力
左腕に「昇龍」変則肩口から七分墨額仕上げ希望です。
前回は「昇龍」のライン入れでした。
今回はそれに額のライン入れをして、墨額ボカシに入りました。
変則仕上げとは、胸部分の控えは取らずに肩から七分で額をつけます。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回も胸ひかえ部分の墨額ボカシでした。
鳳凰は吉兆・平安をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
鳳凰が現れるのは世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時のみ姿を現すと言った説もあります。
また鳳凰が空を飛ぶと雷や嵐も収まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥達もその後をついて飛ぶと言われています。
鳳凰が象徴する意味は、優美・平和・不死です。
背中にドーンと大きくお尻の上まで掛けての「一匹龍」抜き墨仕上げのVさん。
これだけ背中いっぱいの大きな「龍」はダイナミックな出来上がりが期待でき楽しみです。
今回は上半身腕部分のウロコボカシでした。いよいよウロコボカシも最終に近づいてきました。
龍のウロコは81枚あると言われてます。
そのうち喉元にある1枚だけが逆さに生えていて、これを「逆鱗」(げきりん)と言い、それに触られると激高し、触った者を殺してしまうと言われています。
このことから、激怒を呼ぶような行為を指して「逆鱗に触れる」と表現されています。
「般若と大蛇」甲羅額墨仕上げのKさん。
今回は、細かい部分の仕上げをして遂に完成でした!!
長い期間でしたがやり遂げました・・・本当にお疲れ様でした。
この迫力ある甲羅額仕上げは類を見ないでしょう!
左腕に「昇龍」変則肩口から七分墨額仕上げ希望です。
変則仕上げとは、胸部分を控えは取らずに肩から七分で額をつけます。
前回は「昇龍」のライン入れでした。
今回はそれに額のライン入れをして、墨額ボカシに入りました。
神獣・霊獣として崇められることのある龍は出世の象徴としても人気のある図柄です。昇り龍は、地上より天に昇らんとする姿で、百年に満たない黒龍。
降り龍は、天より地上に降臨する姿で、三百年を生きて天に住む青龍と言われているように、生きた年数によって色が違うとも言われています。
昇龍とは、己の災いを天に持っていってくれ、降龍とは天から幸せを運んで来てくれると言われています。
何年も前に他店で入れて、仕上げまで出来なかった作品「岩の上の弁財天」(写真左)を今回当スタジオで、リメイク&カバーアップしながら継続して仕上げることになりました。
最初のアーティストの意図も感覚も分かりませんので、仕上げの作業は全て任せて頂くことになりました。
前回は、後光の両サイドが寂しいので「牡丹の花」の筋を入れました。今回は その周りに「雲」と「衣の柄」の筋を入れ、雲の墨ボカシを始めました。次回からは墨ボカシと色つけに入ります。
背中に大きく「魚藍観音・桜ちらし」抜き色仕上げのKさんです。
今回は、波のボカシと髪の墨ツブシをして墨部分は全て終了しました。
魚藍観音は三十三観音に数えられる観音菩薩の一つで、中国で生まれた観音の一つです。
魚を扱う美女で法華経を広めるために現れた観音とされています。
悪鬼・羅刹・毒竜の害を除く力をもつと言われています。
今回は、右腕に「四神」変則十分色額仕上げです。
前回から墨額ボカシに入っています。今回も額ボカシが続きます。
四神とは、東西南北を守ってくれる神獣のことで、青龍(せいりゅう)・
白虎(びゃっこ)・朱雀(すざく)・玄武(げんぶ)です。
玄武は北方を守護し、色は黒、季節は冬、五行では水、臓器は腎臓、
青龍は東方を守護し、色は青、季節は春、五行では木、臓器は肝臓、
朱雀は南方を守護し、色は赤、季節は夏、五行では火、臓器は心臓、
白虎は西方を守護し、色は白、季節は秋、五行では金、臓器は肺、
を司ります。
前回、背中右肩甲骨上に「短刀をくわえた般若」紅葉ちらし抜き色仕上げを完成させたTさん。
今回は、やはり「般若」だけでは淋しいということで「大蛇」を巻きつけてボリュームアップすることになりました。
今回は「雲」のラインと「大蛇」を右腕五分まで伸ばすライン入れをしました。
「大蛇」の迫力満点です。出来上がりが楽しみです。
背中に、「鳳凰と麒麟」甲羅額墨仕上げのNさん。
最初は「鳳凰」の抜き彫りだけでしたが、今回、「麒麟」を加えて亀さんの額墨仕上げにボリュームアップ作品です。
主人公が「鳳凰と麒麟」なので、神仏系の額仕上げにデザインしました。
今回は背中左サイド部分の額ボカシでした。
額とは、抜き彫りの周囲に、墨の濃淡やボカシで「波・岩・雲・炎」などを入れ、主題となっている「人物・動物・花・仏像」などを引き立たせたり絵柄と絵柄をつないだり、また全体に統一感を出し、絵柄を引き立たせて仕上げる彫り方です。
伝統的な刺青には色々な手法があり、その図柄に合った方法で全体的な統一感を出しています。
額は、その刺青のストーリーが読み取りやすくデザインされます。
※ワンポイントタトゥーもかわいいくて素敵ですが、額のあるタトゥー(刺青)も物語があり奥が深くて良いですね!
総身絵柄で、前面胸は「阿弥陀如来坐像」後面背中には「龍虎の戦い」をメイン絵柄のYさん。
メインにはお腹に「阿弥陀如来さま」背中に「龍虎の戦い」です。
今回は、右サイドの「如来像」から「龍虎」に繋がる間の墨額ボカシでした。
阿弥陀如来は西の極楽浄土から我々を見守る役目をになっています。
阿弥陀のサンスクリット語からの由来には「無限の命」「無限の光」という意味があります。
全ての命を限りない光で照らし、限りない命で救い続けるとされています。
極楽往生をかなえる西方極楽浄土の教主。無量の大慈悲をもって人々を苦難と不安から解き永遠の安らぎをもたらします。
また、「南無阿弥陀仏」は生前、どんな悪行をした人もこの念仏を唱えれば極楽浄土に導くとされるのが、阿弥陀如来です。
前回、左側ひかえ五分「竹藪に虎」墨額仕上げを完成させたAさん。
今回は、右側にひかえ五分「龍」墨額仕上げを完成させて対の絵柄「龍虎の戦い」が出来上がります。
今回は、胸部分の額墨ボカシでした。これで額ボカシも全部終了しましたので、「龍」のウロコボカシに入りります。
龍虎の戦いは強大な力量を持つ者同士が激しく戦う事。
刺青においては最も勇ましい絵柄ではないでしょうか。
勇猛果敢な人生を送ると言う意味もあるようです。
右側の胸に、昔他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回も「家紋」のあるひかえ胸部分の墨ボカシです。
家紋は日本の固有の文化です。
古くより出自といった自らの家系、血統、家柄、地位を表すために用いられてきました。
日本だけで241種、5100紋以上の家紋があるようです。
右側、ひかえ九分丈「昇り龍・桜ちらし」〆に梵字の額墨仕上げMさん。
袖の方には不老長寿「翁」が入って、メインにはやはり一番人気の「龍」です。
今回は、脇部分と胸部分の墨額ボカシでした。
翁の面は安全、家門の繁栄、子孫繁栄、そして長寿の祝福をもたらす神とされています。
新規で、右側に「藪に虎・桜チラシ」ひかえ五分額仕上げです。
筋がすべて終わりました。
今回から額の墨ボカシです。
虎は伝統的な和彫りから洋彫りまで様々なスタイルで用いられるデザインです。巨大な勇ましい姿を「強さ」の象徴として好まれ、龍と並び人気の図柄です。
虎の象徴する意味は、力・勇気・情熱・決断力
背中に大きく「花魁」抜き色仕上げのMさん。
ここまで出来ました。
使用する色数が多くてその上細かい作業なので、なかなか進みませんが、今回は「傘」の色付けでした。
花魁は吉原遊女の中で位の高い(上位二つ)を指すと言われています。
美貌・教養・芸事等にも優れ、花魁の中でも太夫と呼ばれる高級遊女は、
吉原の中でも数名しかいなかったようです。
美しく着飾り馴染みの客を迎えに遊郭の中を練り歩く姿を「花魁道中」と言います。
前回、ひかえ七分「般若と龍」墨額仕上げを完成させたKさん。
今回は背中に「水滸伝・張順の水門破り」抜き彫り墨仕上げです。
今回は「張順」と「水門獅子」の筋を輪郭の太ライン入れでした。
これで男っぽいイメージが出来ますね!
水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中で水泳の達人で河童みたいに七日七晩水中にいることができたと言われている「張順」が水門を破ったことで、味方は勝利を納めることができます。
この図柄は、「張順」が西湖に潜って、敵が籠城する城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。
その勇姿を伝える絵柄として刺青・和彫りで大変人気があり背中一面に彫る人が多いです。
背中にドーンと大きくお尻の上まで掛けての「一匹龍」抜き墨仕上げのVさん。
これだけ背中いっぱいの大きな「龍」はダイナミックな出来上がりが期待できますネ!楽しみです。
今回は「龍の手に持つ珠」に名前をいれ、あとは胴体下半身部分のウロコボカシが終わりました。
龍の神通力の源は、手に持っていたり、あるいは首の下に隠されている「如意宝珠」と言う宝の玉によるものです。
この玉の霊力によって、天まで昇ったり地の底まで一瞬に潜ったり、あるいは身体の大きさや形を思いのまま変えることができます。
如意宝珠は、宝ものを出す。病気を治す。毒蛇を消す。にごり水を浄化する。災いを防ぐ。など、あらゆる願いを叶えると言われる不思議な玉です。
新規で「昇り龍」七分丈墨抜き彫り仕上げです。
今回はライン引きでした。
神獣・霊獣として崇められることのある龍は出世の象徴としても人気のある図柄です。昇り龍は、地上より天に昇らんとする姿で、百年に満たない黒龍。
降り龍は、天より地上に降臨する姿で、三百年を生きて天に住む青龍と言われているように、生きた年数によって色が違うとも言われています。
昇龍とは、己の災いを天に持っていってくれ、降龍とは天から幸せを運んで来てくれると言われています。
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は胸部分の墨額ボカシでした。
鳳凰は吉兆・平安をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
鳳凰が現れるのは世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時のみ姿を現すと言った説もあります。
また鳳凰が空を飛ぶと雷や嵐も収まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥達もその後をついて飛ぶと言われています。
鳳凰が象徴する意味は、優美・平和・不死です。
何年も前に他店で入れて、仕上げまで出来なかった作品「岩の上の弁財天」(写真左)を今回当スタジオで、リメイク&カバーアップしながら継続して仕上げることになりました。
最初のアーティストの意図も感覚も分かりませんので、仕上げの作業は全て任せて頂くことになりました。
前回は、「弁財天」の髪を黒くし、飾り物を付け眼の表情口元も少し手を入れました。あと、雲の墨ボカシも加えました。今回は後光の両サイドが寂しいので「牡丹の花」を入れることにしました。(写真右)
背中一面お尻の下まで「般若と大蛇」甲羅額墨仕上げです。
今回は、「大蛇の腹」部分の色付けでした。
甲羅額とは 亀の甲のように背中だけの額です。
シャツから絵柄が出ないので、他人には見せない内に秘めた作品になります!
前回、背中右肩甲骨上に「短刀をくわえた般若」紅葉ちらし抜き色仕上げを完成させたTさん。
和絵柄では人気の一つです。
今回は、やはり「般若」だけでは淋しいということで「大蛇」を巻きつけてボリュームアップすることになりました。
今回は「大蛇」ほかのライン入れをしました。
他アーティストが入れた(写真左)「鳳凰と大蛇」七分抜き色仕上げを、リメイクしながらのひかえ九分額仕上げにボリュームアップ希望のKさん。
今回は最後に色付け仕上げをして完成でした!!(写真右)
前回は、左側ひかえ七分「唐獅子牡丹」色額仕上げを完成させてるHさん。
今回は、反対の右側同じくひかえ七分「夫婦鳳凰と牡丹」色額仕上げです。
今回は肩部分の墨額ボカシでした。
鳳凰は吉兆をもたらす神鳥で、鳳は雄・凰は雌です。
その姿は五色絢爛に輝く翼を持ち、前半身は麒麟、後半身は鹿、首は蛇のように長く、背は亀、胴には龍文、あごは燕(つばめ)、くちばしは鶏に似ていると言われています。
平和をもたらす鳥として知られ不老長寿を意味します。
右側の胸に、昔他店で入れた「家紋」を囲むようにひかえ七分「鶴と亀・菊ちらし」色額仕上げのKさん。
今回は「家紋」のあるひかえ胸部分の墨ボカシです。
鶴は日本を象徴する鳥とも言われ、縁起の良いモチーフとして様々に用いられています。
亀は、中国の書物では千年で毛が生え、五千年で「神亀」一万年で「霊亀」と言われています。書物によっては千年で「霊亀」と言われたりもしますが、いずれにしても長寿の象徴とされ、神聖な存在であります。
「鶴は千年、亀は万年」と言う言葉は長寿でおめでたい事を意味します。
背中に大きく「花魁」抜き色仕上げのMさん。
ここまで出来ました。
使用する色数が多くてその上細かい作業なので、なかなか進みませんが、今回は髪飾りなどと桜の色付けでした。
花魁は吉原遊女の中で位の高い(上位二つ)を指すと言われています。
美貌・教養・芸事等にも優れ、花魁の中でも太夫と呼ばれる高級遊女は、吉原の中でも数名しかいなかったようです。
美しく着飾り馴染みの客を迎えに遊郭の中を練り歩く姿を「花魁道中」と言います。
今回は、右腕に「四神」変則十分色額仕上げです。
前回から墨額ボカシに入っています。今日も額ボカシが続きます。
四神とは、東西南北を守ってくれる神獣のことで、青龍(せいりゅう)白虎(びゃっこ)・朱雀(すざく)・
玄武(げんぶ)です。
玄武は北方を守護し、色は黒、季節は冬、五行では水、臓器は腎臓、
青龍は東方を守護し、色は青、季節は春、五行では木、臓器は肝臓、
朱雀は南方を守護し、色は赤、季節は夏、五行では火、臓器は心臓、
白虎は西方を守護し、色は白、季節は秋、五行では金、臓器は肺、
を司ります。
他で入れた「魚藍観音」七分額仕上げのライン入れの状態(写真左)で当スタジオに来られましたTさん。
ラインもかなり酷くて手の付けられない作品ですが、何とか頑張ってちゃんと見れるように仕上げたいと思います。
今回は、七分見切り部分からの墨ボカシでしたが「波」の形を リメイクしながらの作業でした。
脇部分のラインも間違ったデタラメのラインでしたので無理やりリメイクを加えました。(写真右)
最近リメイク・カバーアップの問合せが大変多くなってきました。
リメイク・カバーアップは皆さんが考えているよりかなり難しく、高度な技術とかなりのデザイン性とセンスが必要です。
絶対に直らなくなってからでは遅いので、特にスタジオ選びは慎重に・・・
当スタジオは、完璧な作品、満足のいく作品に仕上げていく事をモットーにしています。
背中にドーンと大きくお尻の上まで掛けての「一匹龍」抜き墨仕上げのVさん。
これだけ背中いっぱいの大きな「龍」はダイナミックな出来上がりが期待できますネ!
今回は「龍」の胴体下半身部分のウロコボカシでした。
神獣・霊獣として崇められることのある龍は出世の象徴としても人気のある図柄です。昇り龍は、地上より天に昇らんとする姿で、百年に満たない黒龍。
降り龍は、天より地上に降臨する姿で、三百年を生きて天に住む青龍と言われているように、生きた年数によって色が違うとも言われています。
昇龍とは、己の災いを天に持っていってくれ、降龍とは天から幸せを運んで来てくれると言われています。
他店で入れた「藪に虎」ひかえ五分額仕上げ予定作品を、リメイク&ボリュームアップ希望のKさんです。
意味不明のラインが多くあり(写真左)、リメイクも時間が掛かり大変ですが 頑張って良い作品に仕上げたいと思います。
今回は、七分にした内側部分の額ボカシでした。(写真右)
虎は伝統的な和彫りから洋彫りまで様々なスタイルで用いられるデザインです。巨大な勇ましい姿を「強さ」の象徴として好まれ、龍と並び人気の図柄です。
虎の象徴する意味は、力・勇気・情熱・決断力